魚じゃないよ!人間と同じ哺乳類の生き物  クジラ

第54回目  クジラ

魚じゃないよ!人間と同じ哺乳類の生き物  クジラ

 

クジラは、見た目や生態が魚にみえるけど、人間と同じ哺乳類

なんだよ。

魚みたいだけど、どちらかといえばカバに近い生き物なんだ。

クジラは、水の中で生活をすることができるように特殊な進化

に成功した大型哺乳類なんだよ。

 

哺乳類の特徴は、子どもに授乳をすること。

クジラは海の中で生活しているから、授乳できないイメージが

あるけど、水の中でも器用に授乳をするよ(^^)/

クジラは知能の高い生き物だと考えられていて、種類によって

は子どもと行動をしながら成長を見守るんだよ。

 

魚などの水の中で暮らす生物の多くは、水から酸素を得るための

エラを持っているけど、クジラはエラを持っていないから人間と

同じように肺呼吸をするんだ。

人間が泳ぐ時と同じように水の中では息を止めているような状態

なんだよ。

多くの哺乳類は前から見て顔の中心に鼻があるけど、クジラは頭部

の前に突き出た所に鼻があるよ。

これはクジラが水中生活を送るために進化したからなんだよ。

鼻が頭頂部にあるから、頭の先を少し水の上に出すだけで呼吸が

できるようになっているんだね。

 

クジラは水掻きのため四肢が魚のヒレのように変化している。

クジラは、陸上の哺乳類として生活していたけど、再び海に戻

った生物なんだ。

クジラは、尾ビレが横向きに伸びていて尾を上下に振ることで前に

進むんだよ。

毎年9月4日は「くじらの日」として、日本記念日協会の認定を受

けて、記念日として制定されているんだよ(^^)/

小学生の時に給食で、クジラ肉のオーロラソースっていうのがあっ

て肉が苦手だったけどこれは食べれたんだよね~(´▽`)

 

         第54回目  クジラ  完

 

おしりの部分に発光器がある生き物 ホタル

第53回目  ホタル

おしりの部分に発光器がある生き物 ホタル

ゲンジボタルヘイケボタルの2種類は、ホタルの中でも特によく

光ることで有名なんだよ。

 

ゲンジボタルの成虫は体長1.5~2.0cm

ヘイケボタルの成虫は体長0.8~1.0cm

どちらも体はメスのほうが大きくて、発光器官はオスのほうが大き

いんだって!

胸のあたりが赤いのは警告(けいこく)色といって、食べるとおい

しくないことを敵にアピールしているんだ。

 

名前の由来には、ゲンジボタルとヘイケボタルが光って飛び交うよう

すが、源氏(げんじ)と平家(へいけ)の魂が死んでもなお合戦をく

り広げているようだったからっていう説があるんだよ。

ゲンジボタルのほうが体が大きくて、光り方もちがうんだよ。

ゲンジボタルは大きくゆっくり光るんだ。

 

ヘイケボタルはとても小さな光がすばやく、ついたり消えたり

するよ!

 

なんのために光るのかって?

生きものは子孫を残すために結婚相手を見つけないといけな

いからだよ。

ホタルの成虫は、天敵に狙われないよう夜に活動するんだけど、

暗い中で相手に気づいてもらうために光るんだよ。

 

ホタルはおしりの部分に発光器があって、そこにルシフェリン

という物質とルシフェラーゼという酵素が入っているんだ。

 

ホタルの多くは成虫になると口が退化して、ほとんど水分しか

とらなくなるんだよ。

幼虫期にたくわえた栄養を燃やして光っているんだ。

燃えつきる前に相手を見つけなきゃいけないんだね。

ホタルの成虫の寿命は2週間くらい、出現時期にはバラつきがある

から、1週間くらいゲンジボタルとヘイケボタルが同じ時期に見ら

れることがあるんだよ(^^)/

ゲンジボタルは九州などで5月中旬ごろから見れることがあるよ。

東北地方や標高の高いところだと7月中旬ごろから見れることも。

日当たりや水温などの条件によってもかわるんだよ。

ホタルの成虫の活動は、日没から2時間くらい。

その時間帯は光っていることが多いんだよ(^^)/

 

        第53回目  ホタル  完

 

アフリカのサバンナを代表する生き物 キリン

第52回目  キリン

アフリカのサバンナを代表する生き物 キリン

キリンの特徴は、細く長い脚、長く伸びた首、馬面に角がはえた

ような頭、体の模様だよ。

最も見付けやすい動物なのではないかな。

動きもゆったりとしてユーモラス、観光客にとても人気があるよ。

 

キリンは世界で最も背の高い動物だよ。

体高はメスで最大4.5m、オスに至っては5.5mにもなるんだ。

高いところにある木の葉を食べられるよ。

エサを巡って競合する草食獣がいないからなのか、性格はとても

穏やかなんだよ(^^)/

特定の縄張りを持たずに、新鮮な木の葉を求めて移動しながら生活

するんだ。

 

長いのは脚や首だけではなくて、実は舌も長いんだよ(^^)/

大きな成獣では、50㎝近くに。

舌を木の枝に器用に巻きつけて、葉だけを取って口に運ぶんだ。

アカシアなどの鋭いトゲを持つ木の葉でも、口に怪我をすること

なく食べられるんだよ。

肉食獣に襲われることがあまりないキリン。

たまに襲われたときは、強力なキックでライオンやハイエナを撃退

する力を持っているんだ。

 

全速力でダッシュすると、時速50~60㎞は出せるんだって(+o+)

危機を回避する能力も優れているんだね。

水を飲む姿がとてもユニークなんだよ。

前足を折り曲げたり、横に広げて前かがみになって、ゆっくり首

を下ろすんだよ。

この体勢は相当つらいみたいで、ちょっと水を飲んではすぐに頭

を上げてしまうほどなんだ。

頭を持ち上げるだけでも大変なんだよ。

首がとても長いということで、頭が心臓よりも高い場所にあること

を意味する。

なので、キリンの血圧はとても高くて、心臓も巨大なんだ。

脳に血液を送るためには強力なポンプが必要になるんだよ。

 

水を飲む時には逆に頭が心臓より下にきてしまうね。

このとき、脳に血液が行き過ぎるのを防ぐために、首の中に血流

を抑制する仕組みを持っているんだ。

       第52回目  キリン  完

葉を閉とじて虫をつかまえる生き物 ハエトリグサ

第51回目  ハエトリグサ

ハエトリグサは、「虫を食べる植物」だけど、虫だけを食べて

エネルギーを得ているのではなくて、基本的には光合成能力が

あって、自分で栄養分を合成して生育する能力があるんだよ。

静かなるハンターハエトリグサは、園芸店でよく見られ

るよね。

虫が葉の内側に生えるトゲに2回続けてふれたら、葉をパタンと

閉とじて虫をつかまえるんだよ。

ハエトリグサを手でふれると、葉が閉じるからそれが見たくて何度

も閉じさせるとつかれて枯かれてしまうことがあるんだよ。

ついついやってしまいがちだから気を付けよう(^^)/

ハエトリグサはアメリカ南東部にある湿地帯にのみ自生する湿地性

植物で、冬は落葉して休眠する宿根性の多年草です。

捕虫葉(ほちゅうよう)と呼ばれる葉の内側には、センサーの役割

をする小さな感覚毛が3〜4本あって、この感覚毛で、約0.5秒の速さ

で葉を閉じるんだよ。

捕らえた虫を酵素が含まれた消化液で溶かして、約10日間かけてゆ

っくりと吸収していくのが特徴なんだ。

自由研究で実験する場合も、ごく少量ずつ試してみるとよいかも。

園芸店やホームセンターなどで食虫植物を見かける時期は、春に

出た新芽がある程度成長した夏です。

夏のコバエ対策にハエトリグサを置くかたも多いようだけど、ひと

つの葉が開閉できる回数は4〜5回くらいなんだよ。

コバエ退治に購入するのは、あまり効果がないかもね。

ハエトリグサっていう名前だけど、積極的に虫を捕まえるわけでも

ないんだね。

        第51回目  ハエトリグサ  完

幸運を知らせる生き物 クロアゲハ

第50回目  クロアゲハ

クロアゲハは蝶の中でもとくに霊魂との結びつきが強いアゲハ蝶。

クロアゲハには仏様が乗っている、と考える地域もあるそう。

日本では黒い色は霊や魂、霊魂の世界を意味する色。

葬式だけではなく、神事でも白と黒の幕を使うんだよ。

現代の日本人は黒は死を意味する不吉な色と思うかもしれないね。

でも、それは違うんだ。

魂や魂の世界を意味する神聖な色なんだよ。

黒は魂を意味する神聖な色だからクロアゲハは蝶の中でもとくに

魂と結びつきの強い蝶だと考えられたんだよ。

 

そばにクロアゲハが来たら、もしかするとご先祖様が様子を見に

来たのかもしれないよ。

クロアゲハは死と再生、復活のシンボルで、クロアゲハをみて

不吉、と思ったら、あなたの心は疲れていると考えたほうがい

いのかもしれないよ。

 

クロアゲハが不吉なのではなくて、原因は心身の状態にあるの

かも。

クロアゲハを見てどう感じるかで心身の状態がわかるんだよ。

クロアゲハはあなたに警告を知らせに来たのかもしれないよ。

蝶は幸運を知らせる存在で、良い気に集まるんだよ。

良いオーラや波動を持っている人に寄ってくることが多いよ。

 

もしもリラックスした状態のときに蝶が傍に寄ってきたら、それ

はその人の緩やかな波動に蝶が引き寄せられたということ。

そして、蝶を見ると良いことが起こるラッキーサインで、さらに

悪事から守ってくれる存在でもあるんだよ。

蝶が傍に寄ってきたら運気が上昇しているサイン!

【昔のお話】 クロアゲハではありませんが・・・。

昼休み、お弁当を食べようとしていた私。

目の前の窓を10センチくらい開けていました。

その日は窓が気になっていてずっと見ていました。

突然、とても大きなアゲハ蝶が!

しばらく同じ場所を飛んでいて、不思議な感じがしました。

と! いきなり中に入ってきてしまい、私はあまりの蝶の大き

さに驚いて何もできずに立ち尽くしていました。

しかも、私の目の前でホバーリング。

それは、1分くらいだったと思います。

何か伝えたかったのかな?というような感覚でした。

心の中で、「出口はあっちだよって」何度も伝えました。

10センチくらいしか開いていない窓から上手に外へ。

でも、しばらく同じ場所でホバーリングしていました。

ちゃんと、外へいけたことでなんだかホッとしました。

少し、ドキドキしていたような記憶もあります。

あんなに、大きくて、綺麗なアゲハ蝶は、あの時以来見ていま

せん。

 

          第50回目  クロアゲハ  完