第66回目 ウニ
ハリネズミのような皮を持つ生き物 ウニ
ウニは中心部分に消化管があって、この消化管の上部分に肛門
下部分に口があるんだ。
消化管の周りには生殖巣があって、消化管と生殖巣の周りに水
管もあるんだよ。
この水管から殻の外に多数の管足が出ているんだ。
管足は棘皮(きょくひ)動物の特徴の一つなんだよ。
先端が吸盤のようになっていて、これを使ってウニは移動した
り岩場に貼りつくんだよ。
この管足は餌を取り、呼吸をするなど様々な役目も果たしてい
るよ。
ウニの口には石灰質の咀嚼器(そしゃくき)がついていて、五枚
歯を持っているんだ。
この歯によって固いものでも噛み砕くことが出来るので、とても
頑丈な構造になっているよ。
ウニは生息環境次第では、かなり長生きすることで知られている
んだ。
中には200歳を超えるものまであるとか。
多様な環境に適応する強い生命力がウニにはあるそうだよ。
ウニの棘(とげ)は、身を守る鎧の役割を果たしているよ。
トゲは敵に攻撃された時には緩衝材となって、本体を守る
役割も果たすんだ。
ハリネズミに似てるよね(´▽`)
ウニのトゲは皮膚の一部がトゲ状に変化したものなんだよ。
そのためウニは棘皮動物(きょくひどうぶつ)と呼ばれるんだ。
このトゲは根元が関節と筋肉で繋がっていて、意外と柔軟且つ
活発に動かすことができるんだよ。
このトゲの運動によって、ウニは歩き回り海底を移動すること
ができるんだ。
ウニには目に当たる器官はないけど、実はトゲで光を感知して
いる事が調査研究でわかったんだって!
ウニは全身が光センサーのようなものなんだね。
ラッコは、ウニの天敵なんだ。
殻とトゲに覆われたウニもお腹の石で器用に割って食べちゃう。
フグやハリセンボン、オオカミウオもウニの天敵!
鋭い歯でバリバリとトゲや殻をかみ砕いてウニを食べちゃうんだ。
ウニの食べるところっていったい何?
これは、ウニの生殖巣で、卵子や精子を作るところなんだ。
私たちがウニとして食べているものは、卵巣の場合もあれば、
精巣の場合もあるんだよ。
第66回目 ウニ 完