第93回目 ワラスボ
干潟に住むエイリアンな生き物 ワラスボ
ワラスボとは、スズキ目ハゼ科に属する魚のことだよ。
見た目、ハゼの仲間だとは思えないよね(´▽`)
全長は40センチ前後にまで成長して、オスとメスを比べると、オス
のほうが大きいとされているよ。
外観は、ヒレがそれぞれ独立せずにつながっているから、ウナギっ
ぽく見えるよ。
顔は、イカツイ! しかも、グロテスクな感じ(+o+)
見た目はエイリアンみたいだけど、そんなに凶暴でもなさそう。
こんな歯だけど、噛まれてもそんなに痛くはないんだとか。
ワラスボは、九州地方の佐賀県にある有明海に棲息しているよ。
有明海の干潟といえば、ムツゴロウが有名だけど、同じような環境
で泥の穴の中に潜んでいるんだよ。
干潟や柔らかい泥に5~8個程度の巣穴を掘り、そこに棲む習性があ
るんだ。
この環境によって目が退化し、皮膚の下に目が隠れていきました。
ワラスボは肉食性で、小魚や貝類・エビやカニなどの甲殻類など、
小動物を捕食しているよ。
ワラスボの産卵の時期は、春の終わりから夏にかけてなんだよ。
ワラスボはグロテスクな見た目だけど、食べることができるよ。
そんなワラスボは地元では昔から普通に食されてきた。一般的に
は干物にして食べることが多いんだけど、新鮮ならお刺身で食べ
ても美味しいんだって(^^)/
干潟に住むエイリアンな生き物 ワラスボ
第93回目 ワラスボ 完