背ビレと胸ビレに毒針を持つ生き物 ゴンズイ

第65回目  ゴンズイ


背ビレと胸ビレに毒針を持つ生き物 ゴンズイ

 

ゴンズイは海に棲むナマズの仲間なんだよ。

暖海性の魚で、関東以南の浅い海に生息しているよ。

岩礁地帯や防波堤の窪地などで、数十匹から百匹ぐらいの群に

なって泳いでいるんだ。

 

ゴンズイは、背ビレと胸ビレに強い毒針を持ちます。

海の中で泳いでいる状態で刺すことはないけど、釣り上げたゴン

ズイを針からはずすときに、危険を知らずに手づかみして刺され

ることが多くあるんだよ。

刺されると激しく痛み、患部は赤く腫れて、重傷の場合は患部が

壊死することもあるんだ。

注意が必要だね!

 

ゴンズイは、体長10cm~20cmに達するナマズ目の海水魚。

茶褐色の体に頭部から尾部にかけて2本の黄色い線があるのが特

徴で、幼魚ほど鮮やかな黄色をしているよ。

暖海を好み、浅い岩礁地帯や防波堤の割れ目などで群れを作って

生息しているんだよ。

ゴンズイは夜行性で、成魚になると昼間は岩陰に集まって、夜

になると磯や堤防近くを回遊する。

夜釣りで群れにあたるとゴンズイばかりが大量に釣れだすとい

う事態になることがあるんだって。

昼間でも、釣れることもあるらしい。

ゴンズイの毒は死んだ後も効力を保っているので、堤防に捨て

られたゴンズイを触ったり、誤って踏んだりすることもとても

危険なんだよ。

 

 

ゴンズイの群れのことを「ゴンズイ玉」っていうんだって(^^)/

フグやオニカサゴなどの毒魚達と同じく、かなり美味しいらしい。

 

        第65回目  ゴンズイ  完

理想の環境は「サギ山」な生き物 しらさぎ

第64回目  しらさぎ

理想の環境は「サギ山」な生き物 しらさぎ

 

日本ではダイサギ・チュウサギ・コサギ、まれに飛来するカラ

シラサギが該当するよ。

目前のしらさぎを同定するには、大きさや、くちばし、趾

(あしゆび)の色、冠羽の有無などを手掛かりとする。

 

群れで繁殖することを好むよ。

特に理想の環境は「サギ山」だよ。

サギ山を形成することで外敵から身を守り、より多くのヒナ

が巣立つことができるんだよ。

サギ山は木が立ち並ぶ場所(多くは小高い丘や林など)に形成

するんだ。

 

繁殖期は4~7月ごろで、木の上などに枝を運び込んで皿状の巣

を作るよ。

雄が巣材を集めて雌が組み上げて巣が作られます。

2~5個の卵を産んで、雌雄が協力して卵を温めるんだ。

22~26日ほどで孵化して、両親がせっせと魚やカエル、昆虫

などを与えるよ。

 

昼に活動するしらさぎ、夜間にエサを探すこともあるんだよ。

ヒナの成長は早くて、孵化して30~40日くらいで巣立ちを迎え

るんだよ。

多くの幼鳥は、冬を乗り越えられずに死んでしまうんだ。

最初の冬を乗り越えたサギは長寿になる傾向があって、何年も

生き延びて子孫を増やすんだ。

サギの仲間は非常に賢くて、生息環境が変わっても、サギ山を

潰されても臨機応変に場所を変え、巣をつくるんだよ。

 

種類の見分け方、ダイサギがいちばん大きくて、コサギがいち

ばん小さいよ。

チュウサギはその中間くらい。

 

単独でいる時は体の特徴をもとに観察してみて。

ダイサギは口の端が目の位置より深く切れ込んでいるよ。

よく見るとヘビのような口をしているんだ。

ダイサギは頭が平らで、くちばしから頭頂まで流線型だよ。

 

チュウサギは目の真下で口の切り口が止まっているよ。

くちばしも、チュウサギのほうが短いので、何度も観察する

うちに判断できるよ。

 

 

しらさぎの中では、この2種類の判別がいちばん難しいよ。

コサギは体の大きさと、夏羽ならアンテナのような冠羽で判断

できるよ。

背中の飾り羽がカールしているのもポイントだよ。

もし歩いていて足が見えるなら、足の指を確認してみよう。

黄色いスリッパのような足だったら、それはコサギだよ。

 

          第64回目  しらさぎ  完

見た目は怖いけど温厚な性格の生き物  クマバチ

第63回目  クマバチ


見た目は怖いけど温厚な性格の生き物  クマバチ

 

クマバチは温厚な性格で、スズメバチやアシナガバチに比べ

ると危険性が低いよ。

クマバチは漢字で「熊蜂」って書くんだよ(^^)/

黒くてずんぐりした姿が熊を連想させることから名付けられたん

だって。

地方によっては、「クマンバチ」とも呼ばれてるよ。

 

クマバチは体長2cmを超えるずんぐりとしたハチ。

胴体が太いから、ぱっと見でとても大きく見えるよ。

全身真っ黒だけど、私たちの身近で見かけることの多い、クマバチ

は胸の部分にもふもふとした黄色い毛が生えているんだよ。

 

オスとメスでは見た目がすこし異なるんだよ。

【オスの外見的特長】・複眼(目)が丸く大きい
・顔の真ん中に黄色い(もしくは白い)三角形のマークがある
・頭がメスより小さい
【メスの外見的特長】・複眼が(目)やや鋭く切れ長な形
・顔は全体的に黒く、黄色い部分はない
・頭がオスより大きい

 

クマバチは花の蜜や花粉をエサとし、他の昆虫を襲うことはな

いんだよ。

この間、藤棚のちかくで見かけたよ(^^)/

真っ黒で大きい身体から、「ブーーン」と重低音で耳元を通って

行かれると怖く感じるね。

とても怖いハチといった印象を受ける人も多いけど、実はクマバ

チはとても温厚な性格なんだよ。

クマバチの寿命は約1年です。

クマバチは、木や竹に長い穴を掘って巣を作るんだよ。

強いアゴでガリガリと木を削り、直径1.5cm、全長30〜40cm

ほどの巣を作るんだ。

 

クマバチは温厚な性格で、自分から攻撃してくることはないけど、

こちらから刺激を与えてしまった時は、攻撃してくるよ。

クマバチも毒をもつハチだから、一度ハチに刺されたことがある

人はとくに、刺激しないよう注意してね。

クマバチの針は太くて、刺された時は激しい痛みだよ。

 

      第63回目  クマバチ  完

 

邪魔鳴きする生き物 ツクツクボウシ

第62回目  ツクツクボウシ

邪魔鳴きする生き物 ツクツクボウシ

 

「オーシーツクツクツク、ツクツクボーシ…」というなき声

からこのような名前がつけられたんだよ。

オスは42~46ミリ、メスは40~44ミリ

9月になるとツクツクボウシのなき声が聞こえるようになる。

あるオスがないているとき、近くにいる他のオスが「ジーィ」

と邪魔をする様ように鳴くんだよ。

7月下旬から10月にかけて成虫が出現して、産卵するんだよ。

卵は翌年に孵化し、幼虫は土中で5回の脱皮を経ながら3、4年

すごすと考えられているんだ。

幼虫は湿気の多い土中を好むよ。

ツクツクボウシは警戒心が強くて動きも素早いのでから、クマ

ゼミやアブラゼミに比べて捕獲が難しいみたい。

夏の終わりを告げるセミとも呼ばれていて、このセミが鳴きだす

と、夏休みの終わりを連想する人も多いのでは。

 

 

【子供のころの話】

①庭の木にやってくるセミを捕まえたくて網を持って狙いを定め

て「オリャー」って振り上げた瞬間にオシッコかけられ逃げられ

た!

②セミを捕まえにお隣のお庭へいったら、ちょうど脱皮してると

ころだった。体が乾いてセミになっていくところを観察できた、

あれは、感動する。

 

        第62回目  ツクツクボウシ  完

 

どんな料理にも引っぱりだこな生き物 カキ

第61回目  カキ

 

どんな料理にも引っぱりだこな生き物 カキ

 

カキ カキは漢字で「牡蠣」と書くんだけど、これは昔、カキ

「牡(オス)」しかいないと考えられていた事があるからとか、

岩から掻き落としてとること、殻を欠き砕いて中身をとること

に由来すると考えられているんだよ。

環境などの影響によって雄になったり雌になったりと性転換を

行う貝で、栄養の多い場所に住む個体は雄になる可能性が高い

とされているんだ。

性転換を複数回行うものもいるそう。

産卵期は6月から8月、一部秋に産卵する個体もあるんだって。

 

岩など硬いものに好んで付着する性質を持つと思われているけど、

本来は干潟泥質に浮かぶように成長するんだよ。

そのカキに別個体が付着して、たくさんのカキ殻の大きくなったも

のをカキ礁と呼ぶんだ。

殻付き、むき身などで秋から春にかけて最盛期を迎える食材。

冷凍されたものも多く出回っていて、年間を通して利用されて

いるね。

カキフライ、鍋物、中華料理など、カキはどんな料理にも引っ

ぱりだこだよね(^^)/

栄養学的にも優れた食材で、疲れをとったり、肝臓の働きを助

けるグリコーゲン、亜鉛などが豊富なんだよ。

カキのエサは海水中に漂う植物プランクトンなどです。

大量に飲み込んだ海水を濾過して、エサだけを体内に取り込む

んだよ。

成長したカキは 、1 時間に10リットル以上の海水を濾過する能力

があるんだ。

 

 

            第61回目  カキ  完