絡みついて離れないしぶとさをもつ生き物 アサガオ

第69回目  アサガオ

絡みついて離れないしぶとさをもつ生き物 アサガオ

 

アサガオは、ヒルガオ科・サツマイモ属に分類されるツル性の

一年草なんだよ。

長いツルを伸ばして周りのものに絡まり、たくさんの葉っぱと

大きな花を咲かせるよ。

花びらは円錐状の形が多くて、青や紫、赤、白、ピンクなどの

花色と、絞り、縁取り、斑入りなど組み合わせたパターンもあ

るんだよ。

葉の色も緑一色の物と、緑に白や黄色っぽい斑が入ったものが

あるよ。

アサガオは、色によって花言葉が変わるんだよ。

青色は「儚い恋」「短い愛」、紫色は「冷静」「平静」、白色

は「固い絆」「あふれる喜び」

アサガオの開花期は6〜10月頃です。梅雨から梅雨明けくらいま

でが開花のピークで、真夏が過ぎ去った9〜10月頃になると品種

改良で生まれた秋咲き品種がピークを迎えるんだよ。

ツルや葉っぱは絡みついて離れないしぶとさをもちながら、1つ

の花びらの命は短いはかなさも持ち合わせるアサガオ

園芸やガーデニングが初心者の方でも、気負わずにチャレンジで

きるお花だよ。

夏休みの宿題で、小学生の頃に植物観察をしたよね!

和名は、朝の顔と書いて「朝顔」その名の通り、夏の朝に咲いて

いるイメージがあるよね。

アサガオという名前は夏に毎朝、花を咲かせることに由来してい

るんだよ。

 

アサガオの種は他の植物の種と比べて、硬く厚い皮に覆われてい

て、種の重要な役割が関係しているんだ。

種は、良い環境で成長するために「悪い環境を耐える」という役

割があるんだよ。

悪い環境とは、アサガオが成長する上で、気温が高過ぎたり低過

ぎたりする場合とか、乾燥が激しい時のことなんだよ。

アサガオはこのような環境から身を守るために、種を硬く厚い皮

で覆っているんだよ。

実は、アサガオが咲く時間を決めているのは朝の光ではなくて、

夜の光が当たらない時間なんだ。

アサガオの性質の1つに、アサガオに光が当たらない時間が約

10時間に達すると花を咲かせるという性質があるんだって!

夏の季節は、太陽が沈んでから10時間後が、ちょうど朝になる

ということなんだよ。

そのため太陽が沈んで光が当たらなくなってから、約10時間後

には朝でなくてもアサガオは咲いてしまうんだ。

その反対に、電気などでアサガオのつぼみに光を当て続けると、

つぼみは成長し大きくはなるけど、咲くことは無いのだそう。

 

         第69回目  アサガオ  完

コンクリートのすき間からも生えてくる生き物 タンポポ

第42回目  タンポポ

コンクリートのすき間からも生えてくる強い花タンポポ

花の大きさは3~5cm

春になるとどこでも見かける花だね(^^)/

生命力が強くて、根が残っていれば茎を刈られても伸びてくるよ!

タンポポは根が長くて、50cm以上まで伸ばすこともあるんだ。

 

タンポポの花が咲く期間は約3日で、つぼみが朝開き、夕方には閉

じてしまうんだよ。

タンポポといえば、黄色い花と、白くふわふわとした綿毛姿も可愛

いよね(´▽`)

2週間ほどで白い綿毛姿が見られるよ(^^)/

 

子供のころ、綿毛が耳に入ると耳が聞こえなくなるって噂が流れて

綿毛が飛んでくると耳を隠したり、逃げたりしてたな(´▽`)

綿毛の部分は、風に乗って飛ばされやすいよう、羽に似た形をして

いて、雨の日になると濡れないように閉じてしまい、晴れるとまた

元通りになって飛んでいくんだよ。

綿毛の下にタネのようなものがついていて、これはタンポポの果実

で、この中にタネが入っているんだ。

つくられた果実は、離れた場所で繁殖するために飛んでいくんだよ。

タンポポは繁殖力が強くて、タネが落ちたところが土の上でなくて

も成長することがあるよ。

コンクリートの隙間から生えてる姿もよく見かけるよね。

ちなみに、タンポポの茎を折ると出てくる白い液は、細菌やカビの

侵入を防ぐし、傷口の修復をする作用があるらしい。

 

 

で、根を焙煎してタンポポをコーヒーとして、飲むこともできるとか

ノンカフェインで、健康や美容によいそうだよ。

 

タンポポって可愛い名前だけど、この名前の由来は、田んぼの道に生

えていることが多かったことから田菜と呼ばれていたものが、徐々に

たんという音に変わって、綿毛がほほける(ほつれる)という特徴か

ほほと組み合わさって、「タンポポ」に。

タンポポは英語では「Dandelion(ダンデライオン)」

名前の由来となったのは花ではなくて葉っぱのほうなんだよ(^^)/

ギザギザの葉っぱを、ライオンの歯並びに見立てた名前になってい

るそうだよ。

 

タンポポは、むかしむかし花を天ぷらにしたり、茎をきんぴらにし

て食べられていた、食用できる野草でもあるんだよ(^^)/

 

           第42回目  タンポポ  完