第77回目 ニホンアマガエル
知ってた?皮膚毒を持つ生き物 ニホンアマガエル
都市部の水田や人家の庭先、森林など幅広く見られるよ。
田植えの時期になると必ず水田で見かけるよね。
体のサイズは、体長オス2.0~4.0cm、メス2.5~4.5cm。
メスのほうが大きいんだね!
捕れる時期は、3~11月。
素手でも捕まえられるけど、皮膚毒があるから触った後は必ず
手を洗うこと!
手で触る分には問題ないけど、傷ついた手で触ったり、触った
手で目や口を擦ったりすると、激しい痛みを感じるよ。
目に入った場合は失明することもあるからね。
4~8月、かなり長い期間にわたって断続的に産卵が行なわれる。
卵は細い寒天質のひもで、数個ずつつながって水面を漂い、植
物の茎など絡みつくんだよ。
3日ほどでオタマジャクシになって、1ヵ月ほどかけて成長し子
ガエルになるんだ。
肉食性で、小さな昆虫類やクモ類を捕食するけど、繁殖期のオ
スはほとんどエサを食べないんだよ。
吸盤でイネに上って、たくさんの害虫を食べてくれるんだ。
夜には人家の窓や自動販売機の照明に集まって、明かりに集まる
昆虫を捕食する姿が見られるよ。
特に繁殖を終えて水田から離れる時期に、照明に集まる姿が見ら
れるんだよ。
ニホンアマガエルの鳴き声は「ゲッゲッゲッゲッ…」「クワック
ワックワッ…」という表現をされるよ。
普通のカエルは繁殖期の夜に鳴くけど、ニホンアマガエルは「雨
蛙」の和名の通り、雨が降りそうになると繁殖期でなくても、昼
間でも鳴くのが大きな特徴だよ。
それからね、鳴くのはすべてオスなんだって!
周囲の色に合わせて自分の体色を変えることができるんだよ。
草地にいる時は緑色、土や枯葉が多い場所では茶色になるよ。
知ってた?皮膚毒を持つ生き物 ニホンアマガエル
第77回目 ニホンアマガエル 完