第61回目 カキ
どんな料理にも引っぱりだこな生き物 カキ
カキ カキは漢字で「牡蠣」と書くんだけど、これは昔、カキ
は「牡(オス)」しかいないと考えられていた事があるからとか、
岩から掻き落としてとること、殻を欠き砕いて中身をとること
に由来すると考えられているんだよ。
環境などの影響によって雄になったり雌になったりと性転換を
行う貝で、栄養の多い場所に住む個体は雄になる可能性が高い
とされているんだ。
性転換を複数回行うものもいるそう。
産卵期は6月から8月、一部秋に産卵する個体もあるんだって。
岩など硬いものに好んで付着する性質を持つと思われているけど、
本来は干潟泥質に浮かぶように成長するんだよ。
そのカキに別個体が付着して、たくさんのカキ殻の大きくなったも
のをカキ礁と呼ぶんだ。
殻付き、むき身などで秋から春にかけて最盛期を迎える食材。
冷凍されたものも多く出回っていて、年間を通して利用されて
いるね。
カキフライ、鍋物、中華料理など、カキはどんな料理にも引っ
ぱりだこだよね(^^)/
栄養学的にも優れた食材で、疲れをとったり、肝臓の働きを助
けるグリコーゲン、亜鉛などが豊富なんだよ。
カキのエサは海水中に漂う植物プランクトンなどです。
大量に飲み込んだ海水を濾過して、エサだけを体内に取り込む
んだよ。
成長したカキは 、1 時間に10リットル以上の海水を濾過する能力
があるんだ。
第61回目 カキ 完